恋の魔法。











言葉にすると、
またじわりと涙が滲む。












だめだ、こんなんじゃ
教室戻れない。












自動販売機でジュースを買い、
瞼にあてて冷やす。



そしてまだ肩で息をしつつも、
歩き出した時だった。















「また過呼吸?」











人がいるとは思わなかったので
驚いて、反射的に振り返ると、

めんどくさそうな顔から
一転して、目を見開いた
赤坂君がそこにいた。












「おれ、飲み物買って、
静かなとこで本でも
読もうと思って....」














やばい....






泣くな....







泣くな.....!














「...そーなんだ!
このへん、人全然
いないもんね!」

「へ...」

「じゃあ、あたし、
ちょっと行くとこあるから!」

「.......」













よし...笑えた....









そう思ってあたしが
また歩き出した時だった。