昼休み____
あたしは屋上の
重い重い扉を開けた。
「ぐー...」
「寝てるし」
神田咲哉は屋上の日向で
気持ち良さそうに
寝息をたてていた。
長ったらしかった前髪がなくなり
むき出しになってるおでこ。
「ずっとこのままいれたら...」
その時、無意識におでこに
触れていたあたしの腕が
ぐいっと引っ張られた。
「ちょっ...!」
「ん〜....」
視界がぐるりと回って
ギュッ、と抱きしめられる。
日光であったまった
神田咲哉の体が
ピッタリ密着してて、
あまりの力強さに
少しの身動きも許されなくて...
いきなり抱きしめられて、
こっちは心臓爆発寸前だというのに
こいつはムニャムニャ
寝ぼけている。
しかも寝ぼけていながら
力は強く、あたしの体を
しっかり抱いて離さない。
こっ、これ以上は
心臓がもたないっ...!
そう思ってあたしが身じろぐと
神田咲哉の手がスルリと動いて...

