心がポカポカ暖かい。
逃げるのやめて
良かったなあ…。
これも全部
あいつのおかげ…か。
「ういーす。
あれ、どしたん、
みんな静まり返って」
「!!!」
あたしが緊張していた
もう一つの理由。
あまりにも思い切り
泣いてしまって、
神田咲哉とすごく
気まずいのだ。
「おい咲哉ぁ~!
七瀬さんの鉄の扉を
開いたのはお前なんだろ?
一体何したんだよ~」
「は?
鉄の扉?
由梨扉開けたの?」
「と、友達があんただけじゃ
もの足りないと
思っただけだから!
別にあんたの影響なんか
これっぽっちも
うけてないから!!」
「こら由梨~」
神田咲哉が
ゆっくり歩みよってきて
ちょん、と顎を
持ち上げる。
「カ・レ・シでしょ」
「っ//」

