恋の魔法。










「てゆーかこんな
クラスみんなの前で謝られて
許さなかったら
あたしら完全に
悪者扱いじゃん。
それも計算?」

「ちがうっ!

あたしは、ただ…
友達が欲しい…。

あつかましいのは
わかってるけど、
ちゃんと女の子の友達が
欲しいの…。
女子みんなで帰りに
寄り道したり、
他愛ない話とか
したいだけ…」











うわ…
あたし何言ってんだろ…








でも、今は恥ずかしいとか
そんなことより、
とにかく女の子たちに
わかってもらいたい。














「…なにそれ。
あんたそんなに
友達いないわけ?
今までの行動考えたら
あたしらと友達に
なりたいってゆう
その発言も疑わしいんだけど。


…その気持ち確かめるために
今日の帰りみんなで
マックだから。

放課後空けときなさいよね」

「…!
いいの…?」

「まああたしらも
悪かったし。
過呼吸になるまで
追い詰めてるとは
思わなかった。

はい!
もうこの話おしまいー!」