女の子たちの目の前で
ピタッと止まり
2、3度深呼吸する。
「な、なによ…」
突然のあたしの行動に、
さすがの女子たちも
少したじろぎ、
赤坂君を囲んでいた
男子たちも騒ぐのをやめ
緊張した表情で
あたしたちを見つめていた。
「……い、今まで…
嫌な態度とって
ごめんなさいっ!
こんなんで許してもらえるとは
思ってないけど…
それに、こんなんあたしの
自己満足だけど…
でもちゃんと謝らなきゃ
って思った。
本当にごめんなさい」
あたしは深く頭を下げる。
女子たちは顔を見合わせた。
そしてリーダー格の子が
口を開いた。

