恋の魔法。








―――――…







「ごめん!待った?」

「おー。
大丈夫だよ。
隣町まで来れば
同じ学校の奴とか
いないよな?」

「…ごめんね。
あたしがちゃんと
ミカに言えてないせいで
こんなコソコソ
しなくちゃいけなくて…」

「…おら!」

「なっ…!?
いひゃい!
いひゃいって!」










なんであたしほっぺた
つねられてるの!?














「…由梨。
笑って。
オレは由梨の笑顔を
増やしたいから
告白したんだよ。
コソコソだろうと
なんだろうと、
由梨が笑ってくれたら
それだけでオレは幸せ。
だから、笑って?」

「ヨシ…。
あたし、ゲーセン行きたい!」

「よっしゃ!
んじゃ行くぞっ!」