「・・・福田さんって、怒ると怖いキャラですか? でも、そのギャップもいいですぅ。
あ、でも、心配なので、おれもすぐいきます」
「ほんと? 佐藤くんって友達思いですね」
「いや、そうじゃなくて・・・」
「じゃ、先にいってます」
私はそう告げて、電話を切った。
最上階か。部屋数多くなさそうだし、表札を確認すればわかるよね?
私はずしりと重い荷物を反対の手に持ち替えた。
持っていた方の掌が赤い。
エレベーターに行き、上のボタンを押す。
すぐにきたそれに乗り込む。
最上階は十五階だ。眺めがよさそう。夏の、港でする花火大会なんてさえぎるものがないから、花火とてもきれいに見えるんだろうなぁ。
ゆっくりと上昇していくエレベーターのなかでそんなことを考えていたら、目的の階についた。
あ、でも、心配なので、おれもすぐいきます」
「ほんと? 佐藤くんって友達思いですね」
「いや、そうじゃなくて・・・」
「じゃ、先にいってます」
私はそう告げて、電話を切った。
最上階か。部屋数多くなさそうだし、表札を確認すればわかるよね?
私はずしりと重い荷物を反対の手に持ち替えた。
持っていた方の掌が赤い。
エレベーターに行き、上のボタンを押す。
すぐにきたそれに乗り込む。
最上階は十五階だ。眺めがよさそう。夏の、港でする花火大会なんてさえぎるものがないから、花火とてもきれいに見えるんだろうなぁ。
ゆっくりと上昇していくエレベーターのなかでそんなことを考えていたら、目的の階についた。


