「へ? ええ、なんでいきなり、海老原の部屋番号!? なんで、おれの住所とか、スリーサイズとか聞いてくれないんですか」
がっくりとテンションがいきなり下がったかのような低い声。
スリーサイズって!? そんなことより、今は光くんのことだ。
私は、手短に、佐藤くんに話す。
光くんからの電話と、かなり苦しそうだったこと。病気なのに、一人で家にいるということを。
「それで、今、光くんちのマンションに来ているんだけれど、どこの部屋かわからなくて・・・困ってるの」
「いや、そのですね、知ってますけど・・・でも。
いくら、相手は病人と化している海老原とはいえ、福田さんを行かせるわけには。
赤ずきんちゃんを、オオカミの巣に投げ込むようなもので」
「なにいってるんですか! 光くんは病人です。
佐藤くん、教えてください!」
私が声をきつくして、きっぱりと言い切ると、佐藤くんはつられたようにこたえた。
「は、はい! 教えます。部屋番号は知らないけど、マンションの最上階です」
「ありがとう、佐藤くん」
心からの感謝をこめていった。
佐藤くんのため息が耳に届いた。
がっくりとテンションがいきなり下がったかのような低い声。
スリーサイズって!? そんなことより、今は光くんのことだ。
私は、手短に、佐藤くんに話す。
光くんからの電話と、かなり苦しそうだったこと。病気なのに、一人で家にいるということを。
「それで、今、光くんちのマンションに来ているんだけれど、どこの部屋かわからなくて・・・困ってるの」
「いや、そのですね、知ってますけど・・・でも。
いくら、相手は病人と化している海老原とはいえ、福田さんを行かせるわけには。
赤ずきんちゃんを、オオカミの巣に投げ込むようなもので」
「なにいってるんですか! 光くんは病人です。
佐藤くん、教えてください!」
私が声をきつくして、きっぱりと言い切ると、佐藤くんはつられたようにこたえた。
「は、はい! 教えます。部屋番号は知らないけど、マンションの最上階です」
「ありがとう、佐藤くん」
心からの感謝をこめていった。
佐藤くんのため息が耳に届いた。


