「床。冷たいから、せめて、ラグの上に座って」 私が部屋に敷いてあるラグを見ながら言うと、光くんはきっぱりと答えてくれた。 「いやだ。ここがいい」 「いやだって・・・」 「ここ以外なら、ベッドに座る。いい?」 ちょっぴり意地悪な口調でいった彼の言葉に、私はぶんぶんと首をふった。 「だめ! やだ! そこでいいですっ!」 私の叫びに、光くんは小さく笑った。 「やっぱり、そういうと思った」 「・・・」 「怒った?」 光くんがうかがうように顔を覗き込んでくる。 や、やっぱり、絶対、近い!