『…ありがとう。でも、まだ諦められないから。』


「諦められたら付き合ってくれる?」


『それは…』


「思いっきりフッてほしい。そしたら、諦められる気がするから。」


『俺は麻耶が好きだ!だから、ゴメン!!』


「ありがと!!ニコッ」




そうして中庭から出てった。



「はぁ、ホントにはっきり言われたよ。凹むなぁー。次は当分後になりそう…」




一筋涙が出たかと思うとそこからとめどなく溢れ出した。