「…また、浮かない顔」 『え……っ』 無理矢理手首掴まれて、車の壁に押し付けられる。 『っ……』 「ねぇ。麗桜からキスしてよ」 は…… 『……』 「無視は駄目だろ」 そう言って、片手だけで私の手首を持ち、反対側の手で私の顎を持ち上げ、克と目線を合わされる。 『……克、私、克からのキスが好き』 嘘。嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘。 誰が、あんたなんかとのキスが好きか。 「クスッ 麗桜可愛い…」