しばらくしてそれぞれが注文したものが揃い、4人でテーブルを囲んで昼食タイム。
ポテトとかごくありふれたものでも、みんなで食べるとさらに美味しく感じる。
「晴輝、お前ロクに乗ってないだろ?飯終わったらじゃんじゃん行くぞー!」
やっと本調子になった晴輝の肩を叩く、朝からずっとハイテンションな俺。
「…そうだな。」
そんな俺に、晴輝は呆れた様子で返事をしていた。
「彩菜、美味いか?」
「はい、とっても。有加ちゃんもこれ、いかがですか?」
「ありがと。じゃあ、彩菜はこっち食えよ。」
一方彩菜ちゃんと有加は、2人で楽しげにお互いの昼飯を分け合っていた。
「そうだ!彩菜、後でソフトクリームも食うか?」
「いいですねー…」
この2人は、意外とよく食べる子たちみたいだ─

