「うわー…」
そうこうしているうちに、お昼の時間がやって来た。
あらかじめお昼の用意をしていなかった俺たちは、遊園地内の売店で買うことに。
売店の前に行くと、彩菜ちゃんが感心したようにメニュー表を見つめていた。
「彩菜ちゃん、こういうのも初めてなんだね。」
「はい、すごいですね。こんなにたくさん種類があるんだー…」
「彩菜、お前が普段食えないもんばっかあるぞ?いっぱい食っとけ!」
…逆に聞きたい。
これが普段食べられないなら、何食べてるの…?
「んーと、じゃあ…」
そんな俺の思いをよそに、彩菜ちゃんは有加の説明を受けながら注文をしていた。

