「お前となら、いいタッグになれそうな気がする。」 新山…… 「どうだ?…悪い話じゃ、ないと思うけど?」 「………」 確かに… 新山の言う通りだ。 悔しいが、俺より実力が上の新山と組めば、俺のテニスの実力も自然と上がる。 そして… ダブルスでも勝てるようになる。 「…わかった。」 考えた末に、俺は差し伸べられた新山の手を取った。 「よろしくな…新山。」 「…あぁ。」 こうして、俺はかなり生意気な相方を得た。