イタズラな笑顔



すっごくドキドキするのに、




すっごく落ち着く。




好きな人の腕の中ってこんな感覚なんだ──





幸せ。




幸せだよーー!





あたしがそんな気分にひたっていると




祐也くんがニヤリと笑った。




「なっ、なにっ?!」




「栗原、まだ言ってないだろ」




「何を…?」




「俺に好きって」




//////




そんなこと照れちゃって言えないよー//




あたしがうつむくのを見てまたニヤッと笑った。




「言うまで帰さない」




顔近づけてイタズラっぽく笑う。




もーそれ反則っ//





ドキドキしながらも






あたしはゆっくり口を開いた。






「祐也くんが…すっ……」




どうしてもこの先が言えないよーっ!




あたしが照れてるのもおもしろがってる!




「なに、その次は?」





「すっ…」





えーい、もー言っちゃえ!




「好きっ…ですっ」





その瞬間、





くちびるにふわっと何かがふれた。





?!





これって…






キスっ?!





目をまんまるにあけてると




口をはなして祐也くんが言った。





「目閉じろ」





胸の鼓動がどんどん速くなる。






戸惑いながらも目を閉じた。





それと同時にまたくちびるがふれる。





──恥ずかしい





でも、嬉しい──