鈍感王子にご注意を


「あ...あっ綾乃にありがとうって
伝えておいてください。」

「うん。俺も姉ちゃんにずっとパシられてて
疲れるよー。まさか姉ちゃんの友達まで
俺をこきつかうとはね。」

「すっすいません.....。」

やっぱ悪いよね...。

「ま、仲直りしたほうがいいしね。
じゃ、気をつけて帰ってね。」

「あっありがとうございました。」

やっぱり.....和也のこと
信じたい。



私は大急ぎで家に帰った。


........

それから...通話ボタンを

おすかおさないかで迷い中...。