鈍感王子にご注意を


「はっはい......。」

すると綾乃さんと玲奈ちゃんは、ニヤリと
笑った。

「じゃー、決まりーっ♪」

え...?えええ!?

「恵美ちゃんはこういうので
いいんじゃないかなー?」

「えー、ならこっちのほうがー♪」

綾乃さんと玲奈ちゃんは次から次へと
どんどん私に服を合わせてくる。

「やっぱこっちー?」

「あ、めっちゃ可愛いーっ♪」

なっ何なのー.....?

「やっやっぱ私なんてこんな大人っぽい服
似合いませんよー。」

すると綾乃さんと玲奈ちゃんは
私をにらみつけた。

「今何て言ったー!?」

「ヒイイィィ.....何でもありま...せん。」


─それから綾乃ちゃんに強引に
選ばれた服.....。

このお店でも一番露出度の低い服に
私が決めたけど...。

にしてもやっぱ露出度高いよ...。

ひざ上10センチくらいのワンピース。

衿が広くて鎖骨が丸見え。

背中にも穴をあかせたオシャレがきいていて
可愛いけど.....

「はっ恥ずかしい...。」