少しすると、彼が血相をかいて、部屋に飛び込んで来た。 「大丈夫か!?涼!」 彼は私を抱き起こすと、私の額に触れようとする。 私はそんな彼の手を振り払った。 歳三さんは驚きで目を見開いている。 「さっきの女の人、誰ですか?」 「…っ!?」 彼は動揺したように肩を揺らす。