悠久の祈り -春宵夢想-

【涼】


「本当に可愛い…」




私はまだ拓眞を抱いていた。




すると、横に彼が腰を下ろした。




「赤ん坊を抱けて嬉しいか?」




「はい!ひ…、歳三さんも抱いてみますか?」




「……チッ。ああ」




また間違えそうになった…っ!




聞き間違いかもしれないけど、今、彼は舌打ちした?