そんなある日――。 私はこの日も近所の子供達と遊んでいた。 「涼ちゃん、捕まえた!」 「あぁ~、捕まっちゃった」 今は鬼ごっこをして遊んでいた。 子供は嫌いじゃないから、遊んでいて楽しい。 「涼」 呼ばれた方を見てみると、彼が優しい笑みを浮かべながら立っていた。