慧Side
冬休み.....
本当は冬休みは梓といろんなとこに
いっていろんな思い出を作る約束を
していた。
一応来年は俺も受験生...だしな?
だけどそんな梓は冬休み中
素っ気無いメールの返事ばかりだった。
【梓、忙しいのか?】
【ううん。別に(*´艸`*)】
いつもだったらすぐくる返信も
最近は何時間後かにくる。
【じゃあ、デートしないか?】
と送っても.....
【いいね!でもあたし今お金なーい!
それにテストの点数悪くて親に
怒られて勉強しなきゃいけないから
遊べないー...(涙
慧くんは他の友達と遊んでて♪】
電話にも出てくれねえ梓。
【だったらたまには一日くらい
気を紛らわせにいかねえ?】
【だーめだめ!とにかく慧くんは
他の子と遊んでてッ!じゃあね♪】
こんなメールばかりだった。
「なーあ、宗佑。梓が最近俺に
かまってくれねえんだけどー。」
宗佑の家で愚痴をこぼす俺。
「はあー?知るか。そったらこと。
飽きられたんじゃねーの?」
ゲームを持ったまま離さない宗佑は
適当に会話を返す。

