キミに送る約束~空に向かって~


「俺は.....あんぱんで言い。」


自分でも最低だと思った。
けどこれ以上母さんのことも不安には
させたくなかった。
それに考えたくなかった。
俺も親父達と同じ道に進んで行く事を。

親父には憧れでいっぱいだった。
母さんを幸せにして俺と兄貴を
生んでくれて。

だけど.....死ぬなんて
誰だっていやだ。


「母さん。早く買って帰ろう。家に。」


俺だって守りたいものが沢山
あるんだから.....