キミに送る約束~空に向かって~


あの時慧...何て言ったんだろう...?

どうして...笑っていたんだろう...?

どうして.....どうして......




「ん.....」


目を開くと明るい光が見えた


「あ、心愛。起きた?」


隣には、千尋がいた

ガバッとあたしは、起き上がる


「慧はっ!?手術っ!」

「ちょっ、心愛!落ち着いて!慧くんは、
ちゃんと手術成功したよ」


あ.....そうだった


「心愛...急に倒れちゃったんだよ。
ほんとに心配したんだから.....」

「ごめん......千尋...慧今どこ?」

「慧くんなら病室にいるよ。行く?」

「うんっ!」


あたしは、ベッドから出て走って慧の病室まで
向かう


「慧っ!」


病室に入るとベッドに入った慧がいた


「っ.....さと.....しっ.....」


涙がこぼれてくる


「よし、一旦出るか♪」


宗助くんがそう言っておばさんと司くんと宗助くんが
病室から出てドアを閉めた


病室にはあたしと慧だけだった


「慧.....あたし.....」


慧は、そっぽを向く


「慧.....?」