キミに送る約束~空に向かって~


「良かった.....良かった.....」


急に安心したせいか体が重くなる


「心愛っ!?」


やだ...あたしこんな時に何してるの...?


「心愛っ!」


司くんがあたしの体を支える


「しっかりしてっ!心愛っ!」


そこであたしの意識は途切れた













「ねえ、心愛」

「何?」

「タイムカプセル作ろうよっ!」


タイムカプセル.....?


「そう!この瓶見て!おばあちゃんから貰ったんだ!
大人になった俺達に手紙書いてプレゼントも
入れてこの瓶を埋めよう!」

「うんっ!」


あれ.....目の前にいるのって...あたしと慧?
どうして.....?


「心愛っ!」

「何?」

「......あのさ........」


急に強い風が吹く

木が揺れている


ここ...あさひ公園だ......


「え、何?聞こえなかった」


慧は、何も言わないでただにっこり笑っていた