キミに送る約束~空に向かって~


「医大に行きたいと思ったのは、自分の
ためか?」

「へ─...?」

「俺達が医大に行けと昔から行ってたから
医大に行くんじゃないだろうな?」

「そんな─っ!そんな事ない!
パパ達のためなんかじゃないよ!
あたしは、自分で初めて行きたいと思ったの!
...正直高校だって今までパパ達の言うとおりに
してきたのもあるよ...?けど、医大は、
自分で行くって決めたの!」

「ふっ、だったら今から死ぬほど勉強しなきゃ
受からんぞ?医大なんてそんな簡単に
受かるとこじゃないんだからな」


パパ─.....


「分かってるわよ!今から死ぬほど勉強する!」

「頑張るのよ。心愛。全力でサポートするわね」


ママ─.....


「ありがとうっ!パパ、ママ!」






「.....ということでやっぱり医大を
受ける事になりました」

「.....」

「先生?」


先生は、黙ったまま紙になにやら書いている


「あの─「まあ、いいんじゃないか?姫宮に
ぴったりだと思うぞ」

「ほっ本当ですか!?」

「あぁ、だが最近お前は、遊びすぎだと
思うんだな─...」


う゛っ......


「ふっ、まぁその分これから取り返せばいいだろう。
次回のテストでは、トップ10に入るくらい
勉強すれば問題ないだろう」

「トットップ10!?先生!プレッシャー
かけるのやめてください!」

「はっはっは。まぁ、精々頑張れよ」

「.....はぁい...失礼しました」


トップ10だなんてプレッシャーかけすぎだよ...
もし取れなかったらあたし...
あたし.....