キミに送る約束~空に向かって~


「そうっ。心愛が慧くんに捕られてどんどん
大人びていくじゃない?きっとそれが
悔しいのよ」

「そんなことなっ「父親なんてそんなものよ。
だから負けてちゃだめよ。一生結婚
出来ないじゃない。」

「うん─...」

「だからといってパパの反対押し切って結婚
したらろくな事ないわよ?一応パパの
意見も耳に入れなきゃね。何だかんだ
言ってもパパは心愛のパパなんだから」

「うん.....」

「きっとパパは夕飯には帰ってくるわ。
今日はパパと心愛の大好きなハンバーグに
するから3人で食べましょう」

「うん─っ!」


ママはそう言って部屋から出て行った







「ん─っ.....?」


目が覚めると夕日が出ていた


「何時─.....?」

目をこすりながら時計を見る


「16:00.....あ─!昼寝しちゃった...」


あたしは、慌ててベッドから飛び上がる


「って.....別に慌てることもないか」


床に落ちていた携帯を拾ってメールを
確認してみた

メールは1件

いずみからのメールを先に見る

【大丈夫?ちゃんと家帰れた?】


いずみ.....

あたしはすぐに返信をする


【心配してくれてありがとッ!
大丈夫だよ♪ほんとに昨日はありがとね】


すぐに返事が来た

【良かった!じゃ、頑張ってね♪】