「ねえ、神楽くん。あのさ─.....」
あんな楽しそうに笑っている慧.....
なんだかあたしだけのけ者...
─ピロロローン
携帯が鳴る
あたしは、こっそりメールを見る
【何、1人でいじけてるのよッ!】
千尋からのメール
一体どこから様子伺ってるのよ!
【大丈夫!】
何だかんだで一応バイト帰りは慧と一緒だし...
それにバイトまで行くのも一緒だし.....
慧には、ちゃんと言われてないけど.....
あたし達より戻しているはず...だよね?
「はぁ─.....」
「姫宮さん。どうしたの?調子でも悪いの?」
「へっ!?」
気づくといずみさんが隣にいた
怒られるっっ─.....
「具合悪いんだったら休んでいて大丈夫よ?
あたしがレジ変わるから」
「えっ、でも「いいからいいから♪」
「あっありがとうございます...」
ほんとは、優しい人なのかな.....?
あんなにキレイできっと男の人から
モテるんだろうな─..
─バシッ
「いたっ!」
慧があたしの頭を叩いた
「何するのよっ!」
バイト先でちょっかいかけてくるなんて
珍しい

