キミに送る約束~空に向かって~


「いや~、実物は随分可愛いねっ」

「えっ?そっそんな...///」

「いやいやいや、可愛いっ!でも...
何で彼女さんがここでわざわざ
働く必要がある?別にいつでも
会えるだろう?」

「その.....」


何て言えばいいんだろう.....

口ごもるあたしを見て司くんが


「あの、色々会って二人の別れの危機に
迫っているんです!だから、どうか
おじさんの力で心愛をここで働かせて
くれませんか!?」

「お願いしますっ」


千尋と司くんが頭を下げてつられてあたしも
頭を深く下げる


「う~ん...でも今は店員は募集して
いないから「そこをなんとかっ!」


あたしはおじさんの制服につかまる


「ん~.....じゃあ、1ヶ月限定なら.....
採用するけど「ありがとうございますっ!」


やった!やったー!♪


千尋と司くんを交互に見る


「絶対頑張りますっ!」




.....ということで、あたしのバイトが
決まった


ただここまでは良いけど......


──────────.....

「姫宮さん、ここ汚れてるよ」

「すっすいません」


春山いずみさん。あたしのバイト先での
先輩になる人。
厳しくて少しでも汚れがあると
すぐに怒られる.....

そして.....なぜだか慧とよく
喋っている......