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「神楽さん」
看護士に呼ばれて俺の兄貴は診察室に入る
「おお!司くんじゃないかー」
先生は兄弟並んだ俺達を見て嬉しそうな
表情を見せる
「久々のツーショットだねー」
「はは、そうでしたか?」
兄貴が言う
「で.....先生、慧はどうなんですか?」
「.....大分初期の段階だから今すぐに
手術を受けたほうがいい。何回もそう
慧くんに言っているんだけどね」
「なっ!慧!やっぱり今すぐ手術「うるせえな。
先生。手術しなかっただろうなるわけ?」
「慧!お前口の利き方なあ「ははは、司くん。
いつもちゃんとした敬語使えているよ。
.....手術しなかったらもっと腫瘍が大きくなって
転移してしまう可能性だってある。
今みたいに普通に学校に行く事も
出来なくなる。バイトだって出来なくなる。
好きな子とデートもいけなくなる」
「.....デートなんてしません」
「冗談だよ」
「.....」
「今度お母さんも連れて来てくれる?
ちゃんと説明したいんだ」
「.....」
「慧っ!」
兄貴が俺の肘を叩く
「...分かりました。近いうちにね」
そこで診察は終わった.....
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「慧!お前分かっただろう?今すぐバイトも
やめろ!」
「はあっ!?何でバイトやめなきゃ
なんねえんだよ!」

