キミに送る約束~空に向かって~


「分かった!今から行くからそこから
動かないでね!『1人で...来て』

「え?」

『1人で...来て』

「わっ...分かった」


─ピッ

携帯を切った


どうしよう...慧に知らせた方が良いよね...?
でも...『1人で来て』って...
司くん言ってたし...

慧連れて来るなって...事だよね?


「あぁ~!もうッ!」


携帯を握り締めて駅まで向かう

すぐに電車に乗ってあさひ公園まで向かう


──────────...

あさひ公園のベンチでボーっと座っている
司くんをすぐに見つけた

「司くんッっ!」


すぐにかけよった


「心愛.....」

「どうしたの?家帰ってないんでしょう?
みんな心配してるよ」

「.....」

「司くん?」

「俺.....帰れねえよ」

「何でよ?」


すると司くんはうつむく


「ねぇ、黙ってても分からない「俺...内緒に
していたことがある」

「内緒.....?」

「聞いて.....くれる?」