「ダチの家に泊まっているらしくてさ。
メモとメールが1つだけ来て...
それ以来何にも連絡ねえんだけど...」
「生きているんだよね?」
「......たぶんな」
たぶんって.....
「心配じゃないの!?」
「心配だけど...兄貴なら別に大丈夫
だろうって.....「でもっ.....」
心愛は俺のシャツの裾をつかんで黙る
「...分かった。連絡あったら慧にすぐ
教えるね」
それでこの話は終わった
電車の中で慧は思いだしたように言う
「あのさ、俺しばらく放課後一緒に
帰れねぇや」
「え!?何で?」
「嫌...その...ちょっと補習があって」
「補習ー?」
「そう。学校でさ受けたい奴だけ受けれる
補習やってんの。受けようと思ってさ」
「ふぅーん。そっかぁ...仕方がないね。
それだったら。頑張ってね」
「おっおう!」
なんだか最近の慧凄く勉強頑張ってるなぁ
あたしも見習わなきゃねっ!
よしっ!頑張るぞ!
──────────...
「補習なんてそんなの聞いてないよ」
「え゛っ.....!?」
─ボタッ
肉団子を思わず箸から床に落としたあたし
「あぁ!勿体無い!」
「うぅ.....」
肉団子食べたかった~...
って!そうじゃなくて...

