キミに送る約束~空に向かって~


「本屋?新しい漫画でも発売だったかしら?」

「嫌...そうじゃなくて...ほしい問題集
あるんだけど.....」


なんか急に恥ずかしくなってきた...


「問題集─!?急にどうしたのよー?」

「嫌...どうしたっていうか...その...
ほら、俺受験生じゃん?一応ちゃんと
大学行きたいって思ったしさ「ふふ」


急に笑い出す母さん


「なっ何だよ!///俺が勉強しちゃ
だめかよ!///」

「違うわよー。あんたも随分立派に
なったなーって思ってね」

「何だよ、それ」


まるで俺がすんげえガキだったって
言っているようなもんじゃねえかよ


「そうじゃなくて!...じゃ、あんたは
車の中で待ってなさい。どんな問題集が
ほしいのよ?」

「どんなのって.....そう言われたら...
どんなのがいいんだろう.....」

「そんなのも決めてなかったの!?」


もっ問題集なんてちゃんと買ったこと
ねえし...とりあえず薄くて
簡単そうなものばかり買ってたけど...
急に難しいの買っても解けるわけ
ねえし.....


「じゃあ、司が買っていた出版社の
問題集から選んでくるわよ?
それでいいわよね?」

「あっ、あぁ。頼む」


母さんはずっと「ふふ」と笑いながら
本屋まで入っていった

変人に思われるだろ─.....