キミに送る約束~空に向かって~


放課後...1人で校門をトボトボ歩く
千尋は宗佑くんとデート
いつも千尋は、あたしに気を使って宗佑くんと
最近一緒に帰っていなかったし
悪かったから今日は、強引に千尋を宗佑くんの
とこまで行かせた

校門には、もう部活生徒くらいしか
残っていなかった

今日の夕日はいつもよりまぶしい...


「姫宮...心愛さんですよね?」

「へ?」


校門から出てすぐあたしと同じ制服を着た
集団の女の子達がいた


「ちょっといいですか?」

「いいって─...「とにかく来てください!」


2人の女の子に手首をつかまれて学校の
すぐ近くの公園に入る
ジャングルジムの後ろまで連れて来られたあたし


─ドンッ

「きゃっ!」


あたしを地面に投げる

砂や石が膝に当たって痛い.....


「あの...「岸本梓の友人です。2年です。
ねえ、神楽先輩とは、どういう関係ですか?」

「どういう関係ってあたしと慧はただの
幼馴染で...「良い子ぶんのもいい加減にしてください!」


え.....?


「あなた、梓から神楽先輩をとったんですよ!」

「とっとってなんかないわよ!あたしはただ「梓が
死んだのもあなたのせいっ!」


あたしの目の前で目に涙をいっぱいためて見せる子


何で...あたしのせい?


「梓を不安にさせるからよっ!」

「まっ待ってよ!それどういうこと?」


すると女の子はしまったという顔をして
口を抑える