キミに送る約束~空に向かって~


「あぁ...俺もそんくらいの時夢とか
何もなかったよ」

「そっそっか.....」


しゅっ終了.....?


「でもさ...とりあえず今は就活
頑張るって目標ならあるよ」

「あ、来年就職だもんねー」

「あー!超めんどくせえー!」

「ふふ、そっか」


あ、自然と話せてる.....


「あと1つ夢あるよ」

「え─.....」

「好きな人と一緒にいれること」

「.....」

「早く答えだしてね」


司くんはそう言って走っていく
どんどん遠くなっていく


もう...声はかけない
かけれない.....


あたしは.....何に迷っているんだろう
何から逃げているんだろう
何に.....おいかけられているんだろう.....






「いっそのこと司さんと付き合えば?」

「はっはぁ─!?」


休み時間に千尋がポッキーをくわえながら言う


「言っとくけどやっぱあたしもう慧くんは、
心愛には無理かなって思った」

「無理.....?」

「頑張れって思ってたけど...心愛が一番
幸せになれる方法は慧くんとの形じゃないと
思うんだよね。もっと他に...幸せに
なれる方法があるんじゃないの...?」



あたしの幸せって...何だろう.....