─────
「じゃっじゃじゃーん。なんと俺達
付き合おう事になりました。」
慧と梓ちゃんが手を繋いでうちに
あがりこんで言う。
何だよ.....それ。
最初から分かってたのに.....
やっぱり胸が痛くなる。
慣れているのに...慧に
彼女ができるなんて。
「だからさー、心愛。これからは
車両俺に譲ってね?」
慧は冗談っぽく言う。
けど.....
「勝手にすればいいじゃん!どうせ
2人とも続くわけないじゃん!」
あたしは...最低なことを言っちゃった。
梓ちゃんと慧の顔は無表情に
なった。
「.....ごめん。あたしこれから用事あるから
もう帰って。」
「こっ心愛先輩。ごめんなさぃ...。」

