心愛Side
「心愛、今日暇?」
昼休み、あたしと千尋でお弁当を
食べていた
「え?今日は暇だけど...」
そして、放課後千尋とあたしはゲーセンにいた
「このプリの心愛の変顔うっけるー」
「千尋こそ馬鹿面だよー」
「.....吹っ切れた?」
「え?」
「心愛に...元気になってもらいたくてさ」
千尋.....
「ありがとうっ♪あたしもう大丈夫だから
心配しないで?」
「うん.....心愛、こんな事言いたく
ないんだけどさ」
─♪♯♭♪♯♭
千尋の言葉を遮るようにあたしの携帯がなる
メールが1件
司くんから......
【今から会えない?】
たったの一言.....
千尋は、隣からあたしのメールを見ていた
そしてさっきまでみていたプリを鞄に
しまって立ち上がる
「前の恋をね...忘れるためには、新しい恋を
しなきゃ忘れられないんだよ」
「千尋.....あたし......」

