梓ちゃんを見て慧は目を輝かせた。
「可愛いーっ!まぢ可愛い!」
梓ちゃんは朝より頬をもっと真っ赤に
染めて照れた顔を見せる。
女のあたしでもこの顔をみたら
ドキってくるな。
「あー、じゃあ、適当に紹介すんね。」
「適当に紹介すんな。」
隣から慧の鋭いツッコミが入るのを
無視してあたしは梓ちゃんに
慧を説明する。
「神楽慧。高2のばか男。でも恋したら
その子に一筋でまじめなやつ。
調子よくてばかだけど...まぁ
いい奴。」
「はっはじめまして///」
梓ちゃんは深く頭を下げて慧を見つめる。
慧も顔を真っ赤にしておう。なんていって
みせている。
「岸本梓ちゃん。あたしの同じ学校の
1つ年下の高1。頑張り屋で店に
来る客にはナンパなんか
されちゃっていますねー。
慧なんかには勿体無さ過ぎる
お、ん、な、の、こ!」

