キミに送る約束~空に向かって~


「ねえ─!大丈夫なのッ?」


心配そうに俺の顔を覗く心愛

すぐにさっきの頭痛も飛んでいった


「いた、何でもねえ。風邪かな?ちょっと
頭痛かっただけだよ」

「嘘!?じゃっじゃあ、今日は帰ろ!」


心愛が急いで参考書を戻す


「いや、大丈夫だって。そんな事より今は
心愛といてえ─♪」

「なっ///ばっばかじゃない?///」








「買った?」


会計を済ました心愛は買ったばかりの
本が入った袋を持ちながら走ってきた


「うん!ちゃんと買えたよー♪」

「よし、じゃあ帰るか♪」

「うんッ!」


心愛の手を握る


「なあ─。ところでどんな参考書にしたの?」

「えっ?どっどんなのって「見ーせて♪」

「なっ!慧ーっ!」


心愛から袋を奪い取って参考書をだした


「.....」


【R大】と書かれている分厚い本...


「あっ///やっやっぱ高望みしすぎ...かな?」


R大は超レベルの高い大学
中々受かるやつもいねえ。
R大に受かる奴は心愛の大学でもそんなに多くは
いねえ


「英語...好きだからさ」


英語.....そうだ。
R大は英語が得意な奴がいく大学