キミに送る約束~空に向かって~


───────────────数日後...

いつもより早く教室に入った

まだ居室には数えるくらいの人数しか
いなかった


俺は黙って席についていた


─バシィッ

「いでっ!」


頭に強く感じた痛み.....!


「宗佑っっ!」


犯人はやっぱり宗佑!


「てんめえ!何すんだよ!」

「朝からにやにやしてんなよなー。
正直キモいから!」


なっっ......!


「ニヤニヤなんてお前じゃねえから
するわけねーだろ!」

「いーや、してたね。あと俺だとか余計!」


ムカツクっっ!


「で、ニヤニヤのわけは心愛ちゃん?
一昨日はどーでした?」

「ああ、顔出てた?」

「自覚あんじゃん。」

「うっせ!」

「で、どーだったわけ?」

「何が?」

「何がって...心愛ちゃんとだよ。」

「ああ、普通にデートしたけど?」

「.....」


固まっている宗佑。

さっきから何なんだよ。


「おっかしーな、その日心愛ちゃん家
親いなかったはずなんだけどなー。」