心愛が嬉しそうに笑う
手にはもうピースを作っていた
「慧...?」
いつまでたっても固まったままの俺が不思議
だったのか俺の顔を覗く
そのまま心愛の腰に手を回してキスをした
─カシャッ
「んっ///......へっへえ!?」
画面にはピンクの背景に俺と心愛の
キスプリが写しだされていた
「さっ慧.....?」
「ほら、まだ撮るらしいよ」
「そんなの分かってるって。」
それかららくがきを全て心愛に任して
印刷された...
「っぷ♪この慧の目線どこ言ってんのー♪」
「はあ?そんなのどこだっていいだろ。」
揺れる電車の中で心愛はプリクラを眺める
渡されたプリクラを俺も見る
「なっ何でさ...いきなり...キッキスなんか
しっしたの.....?///」
恥ずかしそうにつぶやくように言う
「ああ─...何となく。いいじゃん。別に」
「べっ別にって...「嫌だった?」
わざと悲しそうな顔を向けた
「嫌...じゃなぃょ...///たっただなんか
今日の慧いつもと違って優しすぎて
...キモい!」
はあ......?

