キミに送る約束~空に向かって~


「へっ?あっあいつぅ!?」


驚いて少し声が裏返っちゃうあたし。


「はぃ///あんな人初めて見ました。」

「アッアイツはやめときなよ!
遊ばれるだけだから。」


あたしは梓ちゃんの前で手を何度も
ふる。


「お知りあい...ですか?」


梓ちゃんは不思議そうに首をかしげる。

こういう表情も可愛い子はどこまでも
可愛いんだよなー。
つい憎くなっちゃう。


「まあーね。隣の家で.....。幼馴染っつうね。
ほんとウザいよー。」


ちょっと喋りすぎた...。
慧と知り合いだっていうとみんな
食いついてくるからめんどくさくて
今まであまり話さないようにしてたのに。


「そうなんですか。」


梓ちゃんとはそこで慧の話が終わった。

あたしはなんとなく安心していた。



けど.....慧の目もすごい。