キミに送る約束~空に向かって~


「慧は...自分を責める必要ないじゃん。」

「.....。」

「忘れて。梓ちゃんを。あたしが...
代わりになるから。低くなった慧の
ブランコだって何度だって高くなるまで
押し続けるよ?あたしが支えるから。
次は...あたしを信じてみて。」





ここから...あたしの代わりという役が
スタートするんだ。


後悔?だからないってば。
それで慧が幸せになるならいいの。


強がっているけど...

本当は慧のそばにいたいって気持ち
の方が大きかったんだ──。