終わらないセピア




こんなちょっとしたことで
濡れてるくせに……
あたしを弄ぶなんて、いい度胸
してるじゃない……



その熱っぽい視線も、もれる吐息も
全部あたしのモノよ……



あたしの元で溺れなさい……





廊下からバタバタと走り去る生徒の
足音やケラケラ笑う声。



『ミッちゃん……誰か来ちゃうよ…』



ブラウスが乱れて半分肩が見えてる。



寒くないように抱き寄せて
『ミッちゃん…』とまだ話す唇を
塞いだ。