終わらないセピア




強引に…荒々しく壁に押しつけて
口内を犯していく。



首筋に唇を這わせて手はブラウスの
ボタンを外していく。



その手を止めたのはモカの手で、
熱く火照った体の動きは止まり
一瞬お預けを喰らう。



『ミッちゃん……あたしが欲しいの?
 嫉妬で狂いそう…?』



その目で見つめられたら……
完全にあたしの負け。
どうしよう……手玉に取られてる上、
これ以上焦らされたら
頭の中パンクしそう………



『違う…狂いそうなんかじゃないの……
 もう狂ってんの』



そう言うとモカはニッと笑って
腕を首に絡めてきた。
鼻の頭がくっついて互いに見つめ合う。