『…………好き』



やっとの思いで声を出すと、クスッと
笑って『やっぱり』と言う。



そして柔らかな唇が重なった。





え………?え─────!?





まさかのあたしが受け身ですか───?





なんて考えは一瞬にして吹き飛んだ。



優しく口内を犯す舌に酔いしれて、
本能のまま絡む舌に応えてる。



こんなにも官能的で痺れるキスは
初めてだよ……



どうにかなっちゃいそう……



ううん……もうなってる。



あたしはモカに酔いしれている………