終わらないセピア




その時チャイムが鳴り響いた。



『ミッちゃ……戻らなきゃ…』



溜め息混じりでそんなこと言うの…?
やめてほしくないくせに……
モカの体はそんなこと言ってないよ…?



『ダメ……やめない』



誰も居ない、使われていない教室で
淫らに重なる体と甘い吐息。



これは罰よ………



あたしを弄んだ罰………



しっかりと体に刻んであげる
泣いたってやめないから
嫌がれば嫌がるほどあたしは燃える