「ただいまー」
誰もいない部屋に帰宅の挨拶をする。

力なくソファに座り、テレビをつける。

テレビから、明るい笑い声が響いてきた。


「お腹‥すいたな…」

しばらくして、私はカップラーメンをすすり始めた。


ふと、携帯をみると、着信がはいっていた。

『もしもーし?香音?』
「ん、電話…入ってたけど…どーしたの?」

明日美との電話を終えて、家をでる。

明日美と急に会うことになったのだ。




明日美とのお茶会も終わり、帰宅した私は、家でゴロゴロしていた。


~♪
携帯の着信音が鳴る。
「もしもし?」
素早く電話に出る。


『か、香音ちゃん…光……が…』
電話は、光のお母さんだった。

「お母さん‥?何があったんですか?」

しばらくして、やっと落ち着きをみせた光のお母さんがゆっくり話し始める。


「ごめんなさいね、パニックになっちゃって…」



その日、私は今まで一度も味わったことのない、悲しみと恐怖を経験した。


寝付けずに朝まで泣き続けた。