【完】最初で最後の恋

ガラッ、と開いたドア。
「…矢吹」
「…奈央さん、ただの疲労だそうです。心配いらないみたいですよ」
「…そか。よかった。…奈央を、頼んだぞ」
「っ、あなたは、それでいいんですか!?俺がそうさせたのかもしれない!けど、そこにあなたの意志は…ありましたか?」
「…ちゃんと、あったよ。俺は…誰よりも奈央に幸せになってほしい。奈央の幸せを、願ってる。それができるのは…きっと、矢吹。お前だ。だから…奈央のこと、頼む」
「っ、俺も…奈央さんの幸せを願ってますから」
「そか。なら、安心だ。じゃぁな」

俺は、病室をでた。


奈央、お前に会えて、よかったよ。