俺は奈央もらった箱を見た。
…なんだろう?
綺麗にラッピングされているそれを、ゆっくりをあける。
箱を開けると…そこにはネックレスが入っていた。
プレートに書いてある文字を見て…俺の目から涙が溢れだした。

“Syun Nao forever”

──瞬 奈央 永遠に。

「な……お」
奈央は、俺との永遠を願ってくれたのか?
そして見えた、カード。
俺はそれを見た。
【瞬へ
HAPPYBIRTHDAY☆
プレートに書いてある見たいに、永遠に一緒にいようね。
大好きだよ、瞬!
奈央より】
なぁ、奈央。
俺にこれを渡す時、お前はどれほど辛かった?
俺に別れを告げられた時、どれほど苦しかった?
もう、手遅れなんだ。
俺は、こんなにも自分のことを愛してくれた人を…


手放してしまった──……。
俺に差しこんだ、たった一つの光が……

なくなった──…。