ピピピピッ
機械的な音が鳴り響く。
「36度2分。平熱だね」
「嘘だ嘘だぁぁ!」
あたしたちは保健室にいた。
「失礼しましたぁ~」
あたしを引っ張りながら美紅は保健室から出た。
「いい加減、観念したらどう?」
「…うん。…たし、…き…」
「え?」
「あたし…浜崎くんが好き//」
「応援するよ、頑張れ奈央」
「ありがとう美紅♪」